14金(K14)とは?18金・10金との違いや買取相場を解説

14金(K14)とは?18金・10金との違いや買取相場を解説

14金(K14)とは、金の含有率が約58.5%の合金のことで、純金より硬く変形や傷に強いのが特徴です。

14金は、手頃な価格でありながら金ならではの輝きを保てるため、ハワイアンジュエリーや高級万年筆のペン先など、幅広いアイテムに使われています。

一方で、割金が多い分、金メッキ(GF・GP)製品と見分けにくかったり、汗や湿気で変色したりする点には注意が必要です。

金相場は近年高騰しており、2026年8月時点では純金(K24)の買取価格が1gあたり25,000円台に達するなど、14金も手軽なジュエリーとしてだけでなく、資産としての価値に注目が集まっています。

この記事では、14金の純度や特徴、18金・10金との違い、金メッキとの見分け方、正しいお手入れ・保管方法、そして気になる買取相場まで、初めての方にも分かりやすく解説します。

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14金(K14)とは

14金とは、金の含有率が約58.5%の金属(合金)のことを指します。

純金そのものではなく、他の金属を混ぜて実用性を高めた素材であり、ジュエリーから精密な製品まで幅広く使われています。

14金は純度が「58.5%」

14金は、全体の約58.5%が純金でできた合金です。

金の品位は「24分率」という基準で表され、純金(24金)を24としたときに、24分の14が金であることを示しています。

実際に計算すると「14÷24×100=約58.3〜58.5%」となり、残りの約41.5%は銀・銅・パラジウム・ニッケルといった「割金」で構成されます。

この含有量を示すため、製品には「K14」のほか「585」という刻印が入ることもあります。

配合される割金の種類によってカラーや性質が少しずつ変わるものの、金の割合が約58.5%である点が14金の共通した目印です。

14金は変形や傷に強く日常使いに最適

14金は、金以外の割金が多く混ざることで金属としての硬度が高まっています。

変形や傷に強いため、毎日身につけるアクセサリーに非常に向いている素材です。

純金は柔らかく、硬さの指標(ビッカース硬度)が25程度しかありませんが、14金は割金の配合によって120〜170程度まで強度が上がります。

そのため、リング・ネックレス・ピアス・ブレスレットなど、ぶつけたり擦れたりしやすいアイテムでも形が崩れにくく安心です。

アクセサリーにある刻印「K14」と「14K」の違い

同じ14金でも、刻印には「K14」と「14K」の2通りが存在します。

どちらも純度58.5%の14金を示しており、価値そのものに違いはありません。

表記の違いは、主に製造された国や慣習によるものです。

前にKがつく「K14」は日本国内で製造された証

前にKがつく「K14」という表記は、日本国内で製造・流通した製品に多く見られます。

日本ではJIS(日本工業規格)に基づき、「K+数字」の順で純度を刻印する慣習が根付いているためです。

国内のジュエリーメーカーが作った指輪やネックレスには「K14」「K18」といった刻印が入っており、表記の順番だけで国内加工品と推測できる場合もあります。

もちろん例外もありますが、「K14」は日本で加工された製品を見分けるひとつの判断材料になります。

参考:造幣局 : 貴金属製品の品位証明

後ろにKがつく「14K(あとK)」は海外製品に多い

後ろにKがつく「14K」という表記は、海外で製造された製品に多い刻印です。

これはアメリカやヨーロッパなどで、数字のうしろにKをつける表記方法が一般的になっているからです。

輸入品や海外ブランドのアクセサリーには「14K」の刻印が見られることが多くあります。

ただし表記の順序が逆になっているだけで、金の純度も資産価値もK14とまったく同じです。

「あとK」だからといって品質が劣るわけではないため、意味を正しく理解しておくと安心して扱えます。

14金と他の純度(18金・10金)を比較

14金の位置づけを知るには、身近な18金・10金と比べるのが分かりやすい方法です。

この3つはアクセサリーで最もよく使われる純度であり、「硬さ」「色合い」「価格」で違いが出ます。

スクロールできます
項目18金(K18)14金(K14)10金(K10)
金の含有率約75%約58.5%約41.7%
硬さ(耐久性)やや柔らかい硬めでバランスが良い最も硬い
色味濃い黄金色で華やか中間の落ち着いた金色控えめで淡い金色
価格の目安高い手頃リーズナブル
変色のしにくさしにくい中間しやすい

表からも分かるとおり、14金は18金と10金のちょうど中間に位置し、硬さ・色味・価格のバランスに優れた純度です。

ここからは、この3つの違いについてさらに詳しく解説します。

関連記事:金の純度とは?K24・K18の違いや種類・単位・調べ方を解説

「硬さ」の比較

硬さで比べると、金の純度が低いほど硬くなり、18金・14金・10金の順に硬くなります。

これは、金そのものが柔らかい金属であり、割金が多いほど全体の強度が上がるためです。

最も硬いのは10金で、次いで14金、18金はやや柔らかめですが、もろいわけではありません。

また同じ14金でも、銅を多く配合すると硬めに、銀を多く配合すると柔らかめになるなど、割金の種類でも変形しにくさは変わります。

日常的に使うアクセサリーには、変形や傷に強い14金や10金が扱いやすいといえるでしょう。

「色合い」の比較

色合いは、金の純度が高いほど濃い黄金色になり、低いほど淡い色調になります。

金の含有率がそのまま色味の濃さに影響するからです。

18金は金色が強く華やかな印象、10金は色味が控えめで落ち着いた印象、14金はその中間のバランスの良い輝きを持ちます。

さらに割金を変えることで、赤みのあるピンクゴールドや、銀白色のホワイトゴールド、標準的なイエローゴールドといったカラーバリエーションも生まれます。

「価格」の比較

価格は金の含有量が多いほど高くなり、18金・14金・10金の順に安くなります。

素材としての価値は、含まれる金の割合でほぼ決まるからです。

一般的に、同じデザイン・同じ重さのジュエリーなら、18金は14金の約1.3倍ほどの価格になるとされています。

14金は18金より手に取りやすい価格帯でありながら、高級感のある輝きも保てるため、コストパフォーマンスの高さが人気の理由です。

14金(K14)はどんなアイテムに使われている?

14金は「硬くて加工しやすい」という特性を活かし、ジュエリー以外にも幅広い製品に使われています。

ここでは代表的な3つの用途を、それぞれ選ばれる理由とあわせて紹介します。

ハワイアンジュエリーなどのファッションアクセサリー

14金は、ハワイアンジュエリーをはじめとするファッションアクセサリーによく用いられます。

適度な硬さがあって繊細な彫刻を施しやすく、大ぶりなデザインでも価格を抑えやすいのが大きな理由です。

ハワイアンジュエリーの魅力である波や植物の細やかな彫刻は、柔らかい純金より硬い14金のほうがくっきりと刻めます。

また欧米では、日常的に身につける結婚指輪などのリングに14金が一般的に選ばれています。

デザイン性と耐久性、手頃さを両立できる素材として、多くのブランドで採用されているのです。

フルートやサックスなどの管楽器(パーツ)

14金は、フルートやサックスといった管楽器のパーツにも使われる素材です。

高い耐久性を持ちながら、音色や共鳴を高める加工にも向いているためです。

たとえばフルートでは、純金製よりも演奏時の抵抗感が軽く、力強さと滑らかさを両立した音色を出しやすいとされ、プロの奏者にも愛用者が多くいます。

トランペットやサックスなどの金管楽器でも、音質を高める目的で金合金が部品に用いられることがあります。

高級万年筆のペン先

14金は、高級万年筆のペン先(ニブ)に使われる定番の素材です。

金は化学的に腐食しにくく、酸性のインクに長く触れても傷みにくいうえ、程よい弾力で書き味が良くなるからです。

14金のペン先は、紙に当てた瞬間に芯のある安定した書き心地が得られ、筆圧に負けにくいのが特長です。

18金よりやや硬めのため、しっかりとした書き味を好む方に向いています。

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14金(K14)と金メッキ(GF/GP)の見分け方

14金(K14)と金メッキ(GF/GP)の見分け方

見た目が金色でも、中身は金メッキという製品は少なくありません。

14金の無垢(本物)とメッキを取り違えると、価値を大きく見誤ってしまいます。

ここでは3つの確認方法を紹介します。

関連記事:本物の金と偽物を見分け方は?メッキとの違いと調べる方法を解説

刻印をチェックする(K14GFやK14GPは金張り・金メッキ製品)

まず確認したいのが刻印で、「GF」や「GP」の文字があればメッキ・金張り製品と判断できます。

これは、GPが「Gold Plated(金メッキ)」、GFが「Gold Filled(金張り)」の略で、いずれも土台の金属に金の層を付けた製品を意味するからです。

刻印の例意味金の層・地金価値の目安
K14 / 585純度58.5%の14金(無垢)全体が金の合金で、地金価値あり
K14GP14金の金メッキ金の層はごく薄く、地金価値はほぼなし
K14GF / 1/20 14KGF14金の金張りメッキより厚いが土台は別金属で、価値は限定的

GFはGPより金の層が厚く丈夫ですが、内部は真鍮などの別金属のため、地金としての価値はほとんど期待できません。

無垢の14金かどうかを見極める第一歩として、まず刻印の表記を確認しましょう。

磁石を近づけて反応を見る(金は磁石にくっつかない)

刻印が読み取りにくいときは、磁石を近づけて反応を見る方法が役立ちます。

金は磁石にくっつかない性質があるのに対し、メッキ製品は土台の金属が磁石に反応することがあるためです。

判断の目安
  • 磁石にくっつく場合:金以外の金属が主体である可能性が高い
  • 磁石にくっつかない場合:金の可能性はあるが、本物とは断定できない

というのも、真鍮のように磁石に反応しない金属が土台に使われている製品もあるためです。

したがって磁石は、あくまで補助的なチェックとして活用するのがおすすめです。

比重計や専門店の査定で正確に確認する

より正確に確認したい場合は、比重計での測定や専門店の査定を利用するのが確実です。

刻印や磁石だけでは、巧妙な偽装品や見分けにくい製品を判別しきれないことがあるからです。

専門店で受けられる確認方法
  • 比重計による測定で金の密度を確認する
  • X線分析で内部の金属の種類や品位を調べる
  • 経験を積んだ鑑定士が状態や刻印を総合的に査定する

多くの店舗では無料査定に対応しているため、費用の心配なく確認できます。

「本物か分からない」と迷ったときは、無理に自分で判断せず、専門家に相談すると安心です。

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14金のお手入れ方法

14金に含まれる銀や銅は、汗や皮脂、湿気などの影響で酸化し、黒ずみや変色を起こすことがあります。

そのため、定期的に中性洗剤とぬるま湯で優しく洗い流すことで、美しい輝きを長く保つことができます。

自宅でできるお手入れ手順
  1. ぬるま湯に中性洗剤を数滴たらす
  2. 14金のアクセサリーを3〜5分ほど浸ける
  3. 柔らかい歯ブラシなどでなでるように優しく汚れを落とす
  4. 真水でしっかりすすぐ
  5. 乾いた柔らかい布で水分を丁寧に拭き取る

宝石やダイヤモンドがついた製品は、石を傷めないよう洗剤の使用を控えるなどの注意が必要です。

汚れがひどい場合は、専用クリーナーや専門店のクリーニングを頼るのも良い方法でしょう。

14金の保管方法

14金は、湿気を避けて一つずつ分けて保管することが、美しさを保つコツです。

湿気の多い場所では割金が酸化して変色しやすく、他の金属と擦れ合うと傷の原因にもなります。

次のようなポイントを意識して保管しましょう。

  • 洗面所などを避け、乾燥した場所にしまう
  • ジュエリーボックスや個別の袋に一つずつ分けて収納する
  • 湿気が気になる場所では乾燥剤を一緒に入れる
  • 直射日光の当たる場所を避ける
  • 使用後は汗や皮脂を布で拭き取ってからしまう

こうしたひと手間で、変色や傷を防ぎ、お気に入りのアクセサリーを長く良い状態で楽しめます。

14金(K14)の資産価値と買取相場

金は世界的に採掘量が限られ、投資対象としても需要があるため、近年の金相場は過去最高値圏で推移しています。

純度が58.5%の14金であっても、この価格高騰の影響を受けて買取価格は上昇傾向にあり、資産としての一面を持っています。

ここでは実際の相場感と、高く売るためのポイントを見ていきましょう。

14金(1gあたり)の買取相場と価格推移

14金の買取相場は、1gあたりおおよそ14,000円〜14,500円台が目安です(2026年8月時点、店舗や時期により変動します)。

買取価格は、日々変動する金相場と金の含有率によって決まります。

参考として、純度別の買取相場(1gあたり・2026年8月時点の一例)は次のとおりです。

  • K24(純金・インゴットなど):約25,000円
  • K18:約18,500円
  • K14:約14,500円

金相場は年間を通じて上昇が続いており、純金(K24)の国内買取価格は2026年8月に25,000円台まで達するなど、記録的な高水準で推移しています。

相場は毎日動くため、売却前には必ず最新の金額を確認することが大切です。

14金(K14)を高く売るなら「貴金属の買取専門店」を選ぶ

14金を少しでも高く売りたいなら、貴金属の買取専門店を選ぶのがおすすめです。

リサイクルショップなどと違い、専門店は金そのものの価値を正しく見極めたうえで、有利な条件を提示してくれることが多いからです。

貴金属の買取専門店がおすすめな理由
  • 最新の金相場に基づいて、地金の価値を適正に評価してもらえる
  • 査定無料や手数料の明示など、費用面が分かりやすく安心できる
  • 高価買取に力を入れている店舗が多く、納得の金額につながりやすい
  • 刻印のない品物や少量、傷のあるアイテムでも査定してもらえる
  • 店舗・宅配・出張など、都合に合わせて利用方法を選べる


来店前には、受付時間・営業時間・定休日・住所・電話での案内を確認しておくとスムーズです。

複数の店舗で相場を比べれば、より納得のいく金額での売却につながります。

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14金(K14)に関するよくある質問

最後に、14金についてよく寄せられる疑問を、Q&A形式で分かりやすくお答えします。

14金はつけっぱなしでお風呂に入っても錆びませんか?

14金そのものはほとんど錆びませんが、つけっぱなしでの入浴はおすすめできません。

金は錆びに強い金属ですが、割金の銀や銅がお湯・汗・入浴剤などに反応し、変色を起こすことがあるためです。

通常の使用でまず錆びる心配はないものの、温泉の成分や塩素、入浴剤にさらされると変色のリスクが高まります。

特にK14GPやK14GFといったメッキ・金張り製品は、下地の金属が影響を受けやすいため注意が必要です。

14金は金属アレルギーになりやすいですか?

14金は、純金に比べると金属アレルギーが起こる可能性はやや高めです。

割金にニッケルや銅、パラジウムなど、アレルギー反応を起こしやすい金属が含まれることがあるためです。

特にホワイトゴールドはパラジウムやニッケル、ピンクゴールドは銅の配合が多く、汗をかきやすい夏などは金属が溶け出して症状が出やすくなります。

14金と24金(純金)の違いは何ですか?

14金と24金の最も大きな違いは、金の純度です。

24金は金の含有率が99.9%以上の純金であるのに対し、14金は約58.5%の合金という違いがあります。

項目24金(K24・純金)14金(K14)
金の含有率99.9%以上約58.5%
硬さ柔らかく傷つきやすい硬く変形に強い
色味深く濃い黄金色落ち着いた金色
価格高い手頃
向いている用途資産としての保有日常使いのアクセサリー

24金は資産価値が高い一方で傷や変形に弱く、14金は割金によって硬く仕上がっているため日常使いに向いています。

金を売るなら買取専科

大切にしてきた14金のジュエリーだからこそ、その価値をきちんと見極めてお預かりしたいと、私たち買取専科は考えています。

経験を積んだ鑑定士が最新の金相場に基づいて査定し、地金としての価値を一点ずつ丁寧に評価いたします。

刻印のない品物や少量のアクセサリー、傷んでしまったリングやネックレスでも、査定は無料です。

まずは気軽にお持ち込みいただける店舗買取のほか、ご自宅から送れる宅配買取にも対応しておりますので、都合に合わせてお選びください。

「18金や10金と混ざってしまって分からない」「メッキかどうか自信がない」といったご相談も、専門スタッフが分かりやすくご案内します。

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