ヴィトンにシリアルナンバーがない=偽物ではない!製造番号の探し方と読み方を解説

ヴィトンにシリアルナンバーがない=偽物ではない!製造番号の探し方と読み方を解説

「祖母から譲り受けたヴィトンのバッグにシリアルナンバーが見当たらない…これって偽物?」

「ルイヴィトンの製造番号はどこに刻印されていて、どう読み解けばいいの?」

実は、シリアルナンバーがない=偽物とは限らず、1980年以前のヴィンテージ品や2021年以降のICチップ(RFID)搭載モデルなど、正規品でも刻印が見当たらないケースが複数存在します。

今回は、「ヴィトンにシリアルナンバーがない4つの理由」や「製造番号の刻印場所」「アルファベットと数字の読み方」「シリアルナンバーがないヴィトンの買取事情」などについて解説していきます。

お手持ちのヴィトンの真贋に不安を感じている方や、製造年代を自分で調べたい方は、ぜひ参考にしてください。

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そもそもルイ・ヴィトンのシリアルナンバー(製造番号)とは?

ヴィトンの真贋を見極めるうえで、シリアルナンバーは多くの専門店や店舗で重要なチェック項目とされてきました。

ただし、その意味や役割を正しく理解していないと、よく似た「型番」と混同してしまうケースもあります。

まずは、ルイヴィトンのシリアルナンバーが持つ基本的な意味と、型番との違いから見ていきましょう。

1980年に導入された「製造国・製造時期」を示す管理コード

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーは、1980年頃から製品管理を目的として導入された英数字の刻印です。

その狙いは、ブランド側が製造工場や製造時期を特定し、カスタマーサービスや偽物対策に役立てることです。

「AA2226」のように、アルファベット2〜3文字と数字3〜4桁の組み合わせで表記されているのが特徴です。

前半のアルファベットが製造国(フランスやスペインなど)を示し、後半の数字が製造年と製造週を表すという法則になっています。

ただしこの読み方はルイ・ヴィトンが公式に発表しているものではなく、長年のリユース業界の研究によって判明した内容です。

そのためシリアルナンバーは製造ロットの管理コードであり、1つの製品に対する固有の番号ではない点を押さえておきましょう。

シリアルナンバーと「型番(M・N・Q+数字)」は別物

シリアルナンバーと型番はよく混同されますが、まったく役割の異なる別の番号です。

シリアルナンバーが「いつ・どこで作られたか」を示すのに対し、型番は「どの商品か(モデル・デザイン)」を識別するための番号にあたります。

型番の表記は基本的に「アルファベット1文字+数字5桁」で、モノグラム素材は「M」、ダミエなどは「N」、ジュエリー系は「Q」から始まるのが一般的です。

スクロールできます
項目シリアルナンバー(製造番号)型番
表記例AA2226、SP0051などM40143、N51286など
意味製造国・製造時期商品(モデル)の識別
記載アイテムほとんどの製品マフラーやキーホルダーなど一部
記載場所内側のタグや縫い目近く箱や保証書、タグなど

バッグや財布の本体に「M」や「N」から始まる型番が大きく刻印されている場合、偽物の可能性が高いため注意してください。

ヴィトンにシリアルナンバーがない4つの理由

ヴィトンにシリアルナンバーがない4つの理由

シリアルナンバーが見当たらないヴィトンには、正規品でも該当する明確な理由があります。

ここでは、製造番号がない代表的な4つのパターンを順に解説していきます。

1980年以前のヴィンテージ品にはそもそも刻印がない

1980年以前に製造されたヴィンテージ品には、シリアルナンバーが最初から存在しません。

理由はシンプルで、ルイ・ヴィトンが製造番号制度を導入したのが1980年頃からだからです。

それ以前の製品は、そもそも刻印というルール自体が存在していませんでした。

特にヴィンテージのトランクや古い財布は、内部を隅々までチェックしてもシリアルが見当たらないケースが多くあります。

このようなヴィンテージ品の場合、シリアルナンバーの有無で本物・偽物を判断するのは適切ではありません。

2021年以降はRFID(ICチップ)に切り替わり目視できない

2021年前後に販売されたモデル以降、ルイ・ヴィトンは目に見えるシリアル刻印からRFID(ICチップ)方式へと切り替えています。

これは、年々精巧化するスーパーコピー対策として、より模倣されにくい管理方法へ移行したためです。

RFIDタグは内部の生地や革の中に埋め込まれており、肉眼では確認できないほど小さなICチップが内蔵されています。

たとえばフランスの工場では2020年頃から導入が始まり、現在では新作のバッグや財布の多くがこの方式に切り替わってきました。

専用のリーダーでスキャンすることで情報を読み取れる仕組みですが、正確な情報はブランド側の専用機でしか確認できません。

新しいヴィトンに刻印がないのは、最新の管理方式に移行した結果であり、正規品である証でもあります。

参考:絶対買わんぞ!コピー商品|カワンゾちゃん活動報告|経済産業省 特許庁

経年劣化で刻印が摩耗・消失している

10年〜20年使い込んだヴィトンの場合、経年劣化によって刻印が摩耗し、見えなくなっているケースが少なくありません。

シリアルナンバーは革やヌメ革のタグに型押しされていることが多く、長年の使用で擦れて文字が薄くなってしまうためです。

特に、財布のカードポケットの裏側やバッグの内部ポケットなど、頻繁に手が触れる位置の刻印は消えやすい傾向があります。

例えば、長年愛用してきたモノグラムの財布で、革が黒ずんで刻印と同化し判読できないケースは珍しくありません。

正規店での内張り修理(DK刻印)で元の刻印が消えるケース

ルイ・ヴィトンの正規店で内張り(ライニング)の修理を行った場合、元のシリアルナンバーが消えてしまうことがあります。

その理由は、修理時に内側の革やキャンバス、布をすべて張り替える際、元の刻印部分も新しい素材に置き換わってしまうためです。

正規リペアサービスを受けた製品には「DK」と呼ばれるリペア専用の刻印が施されますが、元の製造番号は復元されません。

たとえば10年以上前のスピーディやアルマを正規店で内張り交換すると、新しい内側には製造番号が記載されないケースがあります。

シリアルナンバーが刻印されている場所

ルイヴィトンのシリアルナンバーは、ユーザーが普段目にしない場所に小さく打刻されているのが基本です。

そのため「ない」と思っていても、実は隠れた位置に刻印されているだけというケースも珍しくありません。

ここからは、アイテムごとの主な刻印位置と、見落としがちなチェックポイントを紹介していきます。

バッグ

バッグのシリアルナンバーは、内側のポケット周辺やヌメ革タグの裏面に刻印されているケースが大半です。

なぜなら、デザイン性を損なわないよう、外からは見えない位置に小さく打刻するルールになっているためです。

代表的な位置は以下の表のとおりです。

バッグの種類シリアルナンバーの位置
スピーディ外側ファスナーエンドの裏側
ネヴァーフルなどトート内側のヌメ革タグに刻印
ファスナー+アルカンタラ裏地ファスナー近くの隅
パピヨンGM旧型ファスナーの根元部分
エピラインベルトループ部分など想定外の位置

モノグラムのアルマPMでは、内側ポケットの中に「BA0934(1994年3月製造)」のような刻印が見つかります。

ライトを当てて内側を隅々まで確認すれば、ほとんどのバッグでシリアルナンバーを発見できるはずです。

財布・小物

財布やキーケースなどの小物類は、収納ポケット内部の縫い目付近にシリアルナンバーが刻印されています。

限られたサイズの中で目立たない位置に打刻する必要があるため、ステッチギリギリの部分が選ばれているからです。

代表的な刻印位置は次のような場所です。

  • 2つ折り財布:内側のカードスロットの裏側、または札入れの内部
  • 長財布:コインポケットの裏面や内側ポケットの縫い目近く
  • キーケース:内部のステッチ付近
  • パスケース:カード入れの端の部分

例えばポルトフォイユ・ヴィエノワでは、開いて右側のカードスロット裏側に小さく刻印されているケースが一般的です。

刻印は革の色と同化していることも多く、特に茶色やワインカラーの内装では判読が難しい場合もあります。

ポケットを思い切り広げ、ステッチの真横までしっかり確認するのが見つけるコツです。

スーツケース・キーホルダー

スーツケースやキーホルダーにも、専用の場所にシリアルナンバーが刻印されています。

これらのアイテムは構造が独特なため、バッグや財布とは異なる位置に番号が打刻されるルールになっています。

アイテムシリアルナンバーの位置
スーツケース・トランクインナーバンドのヌメ革裏側、または開閉口の近く
ホライゾン55など内側ポケットやフラップの裏側
キーホルダー・キーリング金具のフック部分
アクセサリー類金属パーツの内側や裏面

たとえばホライゾン55では、内側ポケットを開いてフラップの裏を確認すると、タグに番号が記載されています。

キーホルダーは小さな金属パーツに打刻されているため、ルーペやスマホのカメラを拡大して探すと見つけやすくなります。

それでも見つからないときに見落としがちなチェックポイント

ヴィトンのシリアルナンバーは想定外の位置に刻印されることも多く、特にエピやヴェルニなど特殊素材では位置が異なる傾向があります。

見落としやすいポイントは以下の通りです。

  • 内ポケットの「裏側」ではなく「内部の側面上部」に刻印されている
  • ショルダーストラップを外したベルトループの根元
  • ファスナーの根元(パピヨン旧型などに多い)
  • 革の色と刻印の色が同化して判読困難になっている
  • 付属ポーチに本体と異なる番号が刻印されている

たとえばエピラインのサックデポールでは、ショルダーストラップ付近に「VI0926」のように刻印されているケースがあります。

スマホのライトを斜めから当て、ステッチの真横や革の境目を1mm単位で確認すると、隠れた刻印が浮かび上がることもあります。

それでも見つからない場合は、無料査定が可能なリユース専門店に相談するのがおすすめです。

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シリアルナンバーの読み方

シリアルナンバーは、アルファベットと数字の意味を知ることで「いつ・どこで作られたか」を読み解けます。

法則を覚えれば、購入時や売却時に年代や製造工場を自分でチェックできるようになります。

ここでは、アルファベット・数字・特殊コードの3つに分けて読み方を解説していきます。

アルファベット2〜3文字でわかる「製造国・工場」

シリアルナンバーの先頭にあるアルファベット2〜3文字は、製造国と工場を示すコードです。

ルイ・ヴィトンは主にフランス・スペイン・イタリアで製造されており、古い製品ではアメリカ・スイス・ドイツ製も存在します。

代表的な製造国コードは以下のとおりです。

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製造国アルファベットコード(一部)
フランスAA、AR、AS、SP、SR、SD、MI、RI、CT、DU、ETなど
スペインCA、LO、LB、LM、LW、UB、BCなど
イタリアBC、BO、CE、FO、MA、RC、RE、TDなど
アメリカFC、FH、LA、OS、SDなど
ドイツLP、OLなど

たとえば「SP」から始まる製造番号はフランス製であり、「CA」はスペインの工場で作られたアイテムだと判別できます。

なお製造国コードは時代によって追加されているため、上記の表に当てはまらないアルファベットでも本物の場合があります。

4桁の数字で読み解く「製造年・製造週」のルール

シリアルナンバーの後半にある4桁の数字を読み解くと、製造年代や製造時期が分かります。

数字の読み方は時代によって変化しており、年代ごとに以下のような法則が存在します。

年代数字の読み方
1980年〜1989年3桁数字。

年下2桁+月(例:807=1980年7月)
1990年〜2006年1・3桁目=製造月

2・4桁目=製造年下2桁
2007年以降1・3桁目=製造週

2・4桁目=製造年下2桁

たとえば「RI4188」というシリアルナンバーがある場合、以下のように読み解きます。

  • 「RI」=フランスの工場で製造
  • 1桁目「4」+3桁目「8」=48週目(11月末頃)
  • 2桁目「1」+4桁目「8」=2018年

つまりこの製品は「2018年48週目にフランスで作られた」と判断できます。

法則を知っておけば、メルカリなどでの個人取引やリユース店での売却時にも年代の目安を伝えられて便利です。

スペシャルオーダー品に刻まれる「AAS」など特殊コードの見方

通常の製造国コード以外に、スペシャルオーダー品やリペア品には特殊なアルファベットが刻印されます。

これは限定的な製造ルートや工程を区別するために、ブランド側が独自に設けているコードです。

代表的な特殊コードは以下のとおりです。

  • AAS:フランスのアトリエで製造されたスペシャルオーダー品
  • OSA:スペシャルオーダーの一部に使われる識別コード
  • DK:正規店でリペア(修理)が施された製品の証
  • A1・A2・A3:例外として数字が用いられたフランス製

たとえば「AAS」と刻印されたアイテムは、顧客から特別注文を受けてカスタマイズされた希少なモデルである可能性が高いです。

「DK」刻印の場合は、内張り交換などの正規メンテナンスを受けた製品で、本物である証拠の1つになります。

これらの特殊コードを知っておくと、一見シリアルが普通と違って見えるアイテムも、正規品かどうかを正しく判断できるようになります。

ヴィンテージや希少モデルを購入する際は、こうした特殊コードの存在もチェック基準に加えてみてください。

シリアルナンバーがないヴィトンは買取してもらえる?

シリアルナンバーがないヴィトンでも、専門店であれば問題なく買取してもらえます。

理由は、プロの査定士はシリアルの有無だけで本物と偽物を判断しているわけではないからです。

経験豊富な買取店では、素材の質感・縫製の精度・金具の刻印・ロゴの位置・ファスナーの形状など、複数の基準を総合的にチェックして真贋を見極めています。

たとえば1980年以前のヴィンテージ品、2021年以降のRFID搭載モデル、長年使い込んで刻印が摩耗したアイテムは、いずれもシリアルなしで査定可能です。

買取に出す際のポイントは以下のとおりです。

  • 知識と経験のあるブランド専門店・リユースショップを選ぶ
  • 無料査定や宅配買取に対応していて、最短即日で結果が出るお店を活用する
  • 個人情報の取り扱いが明確で、安心して売却できる店舗を選ぶ
  • ご自宅から発送できる宅配買取なら、店頭に持ち込む手間がかからない
  • 購入時の付属品があれば一緒に提示する

経験の浅い店舗ではシリアルがないと査定が下がる可能性もあるため、ヴィトンの買取実績が豊富な専門店に相談するのが賢い方法です。

シリアルナンバーがないからと諦めず、まずは無料査定で適正な金額をチェックしてみてください。

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私たち「買取専科」では、これまで数多くのルイ・ヴィトン製品を査定してまいりました。

今回の記事でご紹介したような「シリアルナンバーが見当たらない」お品物や、長年のご愛用でダメージがあるヴィンテージ品であっても、喜んでお買取りさせていただきます。

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